CMS選定時に押さえたい機能比較のコツ
はじめに
CMS(コンテンツ管理システム)は、WEBサイトの構築・運用をスムーズにするための重要なツールです。しかし、数多くのCMSが存在し、どのCMSを選べばよいか迷ってしまうことも少なくありません。特に初心者にとっては、専門用語が多く、どの機能が必要なのか判断しづらいこともあるでしょう。
僕も18年WEBディレクターをやってきましたが、CMS選びで悩むことは多々あります。まるでサウナに入った瞬間に「今日は何分蒸されようか」と考えるのと同じくらい重要な決断です。適切なCMSを選ばないと、後々の運用がまるで熱波を受け続けるように辛くなることも。
そう、CMS選びはサウナ選びと同じなのかもしれません。最初は『みんなが使っているから』とWordPressに手を出しがち。でも、本当に自分に合った温度やロウリュの頻度(つまり機能や拡張性)を知るには、実際に試してみるのが一番なんですよね。
この記事では、CMSを選ぶ際に押さえておきたい主要な機能と、その比較のポイントについてわかりやすく解説します。
1. CMSを選ぶ前に考えるべきこと
CMSを選定する際には、まず以下の点を整理しておくことが重要です。
- サイトの目的:企業サイト、ECサイト、ブログなど、目的によって必要な機能が異なります。
- 運用する人のスキル:技術者がメンテナンスするのか、それとも非エンジニアが運用するのか。
- 予算:無料のオープンソースCMSと有料のエンタープライズCMSでは、導入コストや機能に大きな違いがあります。
- 拡張性やカスタマイズ性:将来的に機能を追加できるかどうか。
これらを明確にすることで、CMS選定の基準がより明確になります。例えば、子育てをしながらブログ運営をしたいなら、更新が楽で直感的な操作ができるCMSを選ぶべきですよね。例えば寝かしつけの合間にサクッと記事を投稿できるかどうかは、育児中の親にとって超重要ポイントだったりします。
2. 押さえておきたいCMSの主要機能
CMSを選定する際には、以下の主要機能を比較しましょう。
(1) コンテンツ管理機能
- ドラッグ&ドロップの編集(例:WordPress、Contentful)
- ブロックエディターの有無(例:WordPressのGutenberg、DrupalのLayout Builder)
- バージョン管理(過去の編集履歴を確認・復元できるか)
(2) デザイン・テンプレート機能
- テンプレートの豊富さ(無料・有料のテーマが多いか)
- カスタマイズのしやすさ(コード不要でデザイン変更が可能か)
(3) SEO対策
- メタタグ・タイトルの編集機能
- サイトマップの自動生成
- AMP(Accelerated Mobile Pages)対応
(4) モバイル対応(レスポンシブデザイン)
- スマートフォンやタブレットでも適切に表示されるか
- モバイル向けの編集機能があるか
(5) パフォーマンスとセキュリティ
- キャッシュ機能の有無(表示速度を向上させるため)
- SSL対応(HTTPS対応が簡単か)
- 権限管理(ユーザーごとに編集権限を設定できるか)
(6) 拡張性(プラグイン・API連携)
- プラグインの種類と数(WordPressのプラグインは6万以上)
- 外部ツールとの連携(マーケティングツールやSNSとの統合が可能か)
(7) サポートとコミュニティ
- 公式サポートの有無(有料CMSは専用サポートが充実)
- コミュニティの活発さ(ユーザーが多く、情報が得やすいか)
3. CMSの種類と比較ポイント
オープンソースCMS vs クラウド型CMS(ヘッドレスCMS)
項目 | オープンソースCMS(例:WordPress, Drupal) | クラウド型CMS(例:Contentful, microCMS) |
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 有料(サブスクリプション型) |
柔軟性 | 高い(自由にカスタマイズ可能) | API連携が前提で柔軟 |
運用の手間 | セキュリティ・更新が必要 | クラウドで自動更新 |
サーバー管理 | 自分で管理が必要 | ベンダー側で管理 |
拡張性 | 多数のプラグインあり | 外部ツールとのAPI連携 |
4. まとめ:ニーズに合ったCMSを選ぼう
CMSを選ぶ際には、単に有名なものを選ぶのではなく、
- 自分のサイトの目的
- 運用する人のスキルレベル
- 必要な機能
を明確にして、それに合ったCMSを選定することが大切です。
初心者(だけではないですが)なら WordPress、 大規模サイトなら Drupal、 開発者向けなら ContentfulやmicroCMS など、 自分のニーズに合ったCMSを見つけましょう。
たとえば、忙しい子育ての合間にサクッと更新したいなら、メンテナンスフリーで使いやすいCMSがベスト。逆に、がっつり開発して好みにカスタマイズしたいなら、柔軟性のあるCMSを選ぶべきです。
CMS選びに迷ったら、サウナで整いながらじっくり考えるのもアリかもしれません。熱波を浴びながらの決断は良いものです。
CMS選びもサウナと同じ、じっくり温まって最適解を見つけましょう!