執筆者:ぶんちゃん 更新日:2025/2/12
CMS選定時に押さえたい機能比較のコツ

CMS選定時に押さえたい機能比較のコツ

はじめに

CMS(コンテンツ管理システム)は、WEBサイトの構築・運用をスムーズにするための重要なツールです。しかし、数多くのCMSが存在し、どのCMSを選べばよいか迷ってしまうことも少なくありません。特に初心者にとっては、専門用語が多く、どの機能が必要なのか判断しづらいこともあるでしょう。

僕も18年WEBディレクターをやってきましたが、CMS選びで悩むことは多々あります。まるでサウナに入った瞬間に「今日は何分蒸されようか」と考えるのと同じくらい重要な決断です。適切なCMSを選ばないと、後々の運用がまるで熱波を受け続けるように辛くなることも。

そう、CMS選びはサウナ選びと同じなのかもしれません。最初は『みんなが使っているから』とWordPressに手を出しがち。でも、本当に自分に合った温度やロウリュの頻度(つまり機能や拡張性)を知るには、実際に試してみるのが一番なんですよね。

この記事では、CMSを選ぶ際に押さえておきたい主要な機能と、その比較のポイントについてわかりやすく解説します。

1. CMSを選ぶ前に考えるべきこと

CMSを選定する際には、まず以下の点を整理しておくことが重要です。

  • サイトの目的:企業サイト、ECサイト、ブログなど、目的によって必要な機能が異なります。
  • 運用する人のスキル:技術者がメンテナンスするのか、それとも非エンジニアが運用するのか。
  • 予算:無料のオープンソースCMSと有料のエンタープライズCMSでは、導入コストや機能に大きな違いがあります。
  • 拡張性やカスタマイズ性:将来的に機能を追加できるかどうか。

これらを明確にすることで、CMS選定の基準がより明確になります。例えば、子育てをしながらブログ運営をしたいなら、更新が楽で直感的な操作ができるCMSを選ぶべきですよね。例えば寝かしつけの合間にサクッと記事を投稿できるかどうかは、育児中の親にとって超重要ポイントだったりします。

2. 押さえておきたいCMSの主要機能

CMSを選定する際には、以下の主要機能を比較しましょう。

(1) コンテンツ管理機能

  • ドラッグ&ドロップの編集(例:WordPress、Contentful)
  • ブロックエディターの有無(例:WordPressのGutenberg、DrupalのLayout Builder)
  • バージョン管理(過去の編集履歴を確認・復元できるか)

(2) デザイン・テンプレート機能

  • テンプレートの豊富さ(無料・有料のテーマが多いか)
  • カスタマイズのしやすさ(コード不要でデザイン変更が可能か)

(3) SEO対策

  • メタタグ・タイトルの編集機能
  • サイトマップの自動生成
  • AMP(Accelerated Mobile Pages)対応

(4) モバイル対応(レスポンシブデザイン)

  • スマートフォンやタブレットでも適切に表示されるか
  • モバイル向けの編集機能があるか

(5) パフォーマンスとセキュリティ

  • キャッシュ機能の有無(表示速度を向上させるため)
  • SSL対応(HTTPS対応が簡単か)
  • 権限管理(ユーザーごとに編集権限を設定できるか)

(6) 拡張性(プラグイン・API連携)

  • プラグインの種類と数(WordPressのプラグインは6万以上)
  • 外部ツールとの連携(マーケティングツールやSNSとの統合が可能か)

(7) サポートとコミュニティ

  • 公式サポートの有無(有料CMSは専用サポートが充実)
  • コミュニティの活発さ(ユーザーが多く、情報が得やすいか)

3. CMSの種類と比較ポイント

オープンソースCMS vs クラウド型CMS(ヘッドレスCMS)

項目

オープンソースCMS(例:WordPress, Drupal)

クラウド型CMS(例:Contentful, microCMS)

初期費用

無料

有料(サブスクリプション型)

柔軟性

高い(自由にカスタマイズ可能)

API連携が前提で柔軟

運用の手間

セキュリティ・更新が必要

クラウドで自動更新

サーバー管理

自分で管理が必要

ベンダー側で管理

拡張性

多数のプラグインあり

外部ツールとのAPI連携

4. まとめ:ニーズに合ったCMSを選ぼう

CMSを選ぶ際には、単に有名なものを選ぶのではなく、

  1. 自分のサイトの目的
  2. 運用する人のスキルレベル
  3. 必要な機能

を明確にして、それに合ったCMSを選定することが大切です。

初心者(だけではないですが)なら WordPress、 大規模サイトなら Drupal、 開発者向けなら ContentfulやmicroCMS など、 自分のニーズに合ったCMSを見つけましょう。

たとえば、忙しい子育ての合間にサクッと更新したいなら、メンテナンスフリーで使いやすいCMSがベスト。逆に、がっつり開発して好みにカスタマイズしたいなら、柔軟性のあるCMSを選ぶべきです。

CMS選びに迷ったら、サウナで整いながらじっくり考えるのもアリかもしれません。熱波を浴びながらの決断は良いものです。

CMS選びもサウナと同じ、じっくり温まって最適解を見つけましょう!

WRITE BY
ぶんちゃん / ディレクター
#好きなWeb用語 #カスタムフィールド
WEBディレクターとして18年間の経験を持ち、数多くのWEBサイト制作や運用に携わる。ディレクション、プロジェクト管理、サイト設計を担当し、クライアントの課題解決に取り組んでおります。娘の育児にも奮闘中!