執筆者:プレイヤー2 更新日:2025/10/2
小規模サイトにもCMSは必要?

「CMSを導入する」と言われると、なんとな~くコーポレートサイトやポータルサイトなどの大規模で情報量が多いWebサイトに導入するんだな、というイメージがありませんか?
大規模なWebサイトとCMSの相性が良いことは間違いありませんが、それでは小規模サイトにはCMSは不向きなのでしょうか?
当記事では、そんな「小規模サイトにもCMSは必要?」という疑問について考えていきます。


更新が少ないからCMSはいらない?と思っていませんか

小規模なコーポレートサイトやサービス紹介サイトを構築する際、「うちはあまり更新がないからCMSは不要では?」と考える方は少なくありません。
たしかに、毎月コンテンツを追加するような大規模メディアとは違い、小規模サイトでは更新頻度が限られるケースもあります。
しかし、更新の有無=CMSの必要・不要ではありません。
実際には、運用のしやすさや将来の拡張性を考えると、小規模サイトにもCMSを導入するメリットは多くあります。
この記事では、「本当にCMSが必要かどうか」を判断するための視点と、導入することで得られる利点について、わかりやすくご紹介します。


そもそもCMSとは?静的サイトとの違いも簡単におさらい

CMS(Content Management System)は、専門知識がなくてもWebサイトの文章や画像などのコンテンツを管理・更新できる仕組みのことです。
HTMLファイルを直接編集するいわゆる「静的サイト」と違い、CMSを使えば管理画面から簡単にページを追加・修正できます。
例えるなら…
静的サイト:毎回職人に頼んで看板を取り替える仕組み
CMSサイト:自分でホワイトボードに書き換えるだけの仕組み
つまり、運用担当者が自力で更新できる=情報を常に新しく保ちやすいというのがCMSの大きな魅力です。
CMS=記事系のページ、とイメージされがちですが、そうでないページの更新制を高められることも魅力です。


小規模サイトでもCMSが役立つ4つのケース

更新頻度が少ないからといって、CMSが無意味になるわけではありません。
以下のようなケースでは、小規模サイトでもCMSが強い味方になります。

1. お知らせやブログで情報発信したいとき
会社の最新ニュースや、ちょっとした活動報告を掲載したいとき、CMSならテンプレートに沿って簡単に投稿できます。

2. 採用情報やサービス内容を頻繁に調整したいとき
求人やサービス内容は、予告なく変わることがあります。
CMSを使っておけば、修正したいタイミングですぐに反映できます。

3. 制作会社に毎回頼むコストと手間を省きたいとき
外部の制作会社に都度修正を依頼すると、費用と時間がかかります。CMSなら、社内のスタッフだけで対応可能です。

4. 将来的なページ追加を見越しておきたいとき
事業が拡大してページ数が増えたとき、CMSなら無理なく構成を拡張できます。はじめからCMSを入れておくと、将来のリニューアルコストも抑えられます。


小規模サイト向けのおすすめCMSは?

・WordPress
最も一般的で、テンプレートも豊富。
更新しやすく、小規模〜中規模サイトにちょうどよいCMSです。

・microCMS
「ヘッドレスCMS」と呼ばれるタイプで、見た目と機能を自由に設計したい人向け。
コンテンツだけをAPIで管理できます。

・Concrete CMS
コンテンツの編集が画面上で直感的にできるCMS。
ノーコードでの操作性が高く、小規模サイトに最適です。

CMSの選定は、「誰が・どれくらい・どんな情報を更新するか」によって最適なものが変わります。
まずは更新体制を整理してみるとよいでしょう。


まとめ:CMS導入の判断は「運用のしやすさ」と「将来性」

小規模サイトでも、運用を自社で柔軟に行いたい場合や、長く使い続ける前提がある場合にはCMSの導入が効果的です。
逆に、「一度作ったらほとんど変更しない」「完全に外注する」という方針であれば、静的サイトでも問題ありません。

WRITE BY
プレイヤー2 / ディレクター
#好きなWeb用語 #バリデーション
規模や種別を問わず様々なWEB制作を担当。「ゆりかごから墓場まで」よろしく「提案から運用まで」まるっとお任せください。プレイヤー2、準備完了。