こんにちは!Webディレクターのメンダコです。
最近では、企業サイトやサービス紹介ページなど、
いろんなホームページでCMSを導入するケースが増えてきました。
でも実際にお話をうかがう中で、
「CMSという言葉は知っているけど、具体的に何なのか分からない」
「"CMSでホームページを作る"とはどういうこと?」
などと感じている方も多いようです…。
今回はそんな方に向けて、ホームページ制作におけるCMSの立ち位置や考え方を、
できるだけわかりやすくお話ししていきたいと思います!
ホームページ制作は「見た目を作る」だけじゃない
ホームページを作るというと、デザインやレイアウトなどの“見た目”をイメージされる方が多いかもしれません。
もちろん、見た目はとても重要ですが、実際のホームページ制作では、
運用しながら情報を更新したり、担当者が変わっても引き継げたり、
社内で簡単に編集・管理できる仕組みを整えるなど、“作った後”のこともとても大切なんです!
そこで登場するのがCMSです。
CMSを導入することで、ホームページを作って終わりではなく、
「育てていけるサイト」に変えることができます。

(「サイトを育てる」でChatGPTに画像を作成してもらいました!)
CMSで作るホームページは「育てる前提」で設計する
CMSを使ったホームページは、定期的な更新や運用があることを前提として設計します。
たとえば、お知らせのページをあらかじめ用意しておく、採用情報のスペースを作っておく、
商品情報を簡単に追加できるようにするなど、更新や運用のことを考え、最初から設計に組み込んでおきます。
つまり、「どの部分を、誰がどのように、どれくらいの頻度で更新するか?」
という具体的な運用イメージを描きながら、ホームページを作っていくイメージです。
実際、私自身が担当している案件でも、CMSを組み込んだホームページを運用しています。
たとえば、ある不動産業のクライアント様では、
新たな物件情報やキャンペーン告知などのお知らせをクライアント側で自由に更新していただけるため、
スピーディな情報発信が可能になっています。
このように具体的な運用イメージができていれば、見た目の調整もクライアント側で簡単にできるので、
更新のための細かい作業が減り、お互いに効率的に進められるのです!
CMSを導入すると、ホームページの“役割”が変わる
また、CMSを導入すると、ホームページは単に「企業の顔」としての役割だけでなく、
リアルタイムに情報を発信するツールとなり、社内の複数の担当者が協力して運用する場になり、
さらにはユーザーとのコミュニケーションを増やすための「動くメディア」のような存在にもなります。
つまり、CMSを取り入れるということは、ホームページを「飾るため」ではなく
「活用するため」にシフトすることでもあるのです。
「CMSを使うかどうか」は目的から考える
一方で、すべてのホームページがCMSに向いているわけではありません。
たとえば、デザインを重視し一度作ったらほとんど更新しないようなページの場合は、
CMSを使わずに作った方が効率的なこともあります。
そのため、CMSを使うかどうかは、「そのホームページをどのように活用したいのか」
という目的を明確にしたうえで判断することが大切です。
最後に
CMSは単なるツールではありません。
ホームページを「誰が、どのように、どれくらいの頻度で使っていくのか」を考えるきっかけにもなります。
更新頻度や情報発信の担当者、変更が必要な項目など、具体的な運用イメージを明確にすることで、
ホームページを「作る」ものから「活かす」ものへと進化させることができます。
「とりあえずCMSで作っておけば安心」ではなく、「運用を見据えてCMSを活かす」ことが大切なんです。
CMS導入を考えている方は、ホームページをどう活用していきたいか、ぜひ一度お聞かせください。
CMS導入の検討から運用プランまで、一緒に最適な形を考えていきましょう!