執筆者:四鹿 更新日:2025/2/12
実はNG?CMSサイトデザインの落とし穴

こんにちは!デザイナーの四鹿です!この度、こちらのブログサイト「CMS Hive」のデザイン全般を担当させていただきました!いやー、任せてもらえたことも無事公開できたことも嬉しい限りです!ここまでの道のりは長かった(泣)

突然ですが、皆さんはCMSでサイトデザインを行う際、テンプレートを使用しないでデザインしたことはあるでしょうか?その際、CMSの仕様上デザインを変更せざるを得なかったり、運用が難しくなるなどの歯痒い思いをしたことのある方もいるかと思います。こちらのブログサイトもヘッドレスCMS「microCMS」で実装されているので、かくいう私も頭を悩まされることがありました。

そこで本記事では、CMSサイトデザインの落とし穴と、それを回避するためのポイントを解説します!

CMSサイトデザインの落とし穴 3選

  1. 【デザイン】自由なレイアウトはできない?
  2. 【デザイン】共通ページ毎に異なるデザインにはできない?
  3. 【運用】細かく作り込むほど、運用の負担が増える?

1. 自由なレイアウトはできない?

CMSでは、コンテンツのレイアウトは「ブロック単位」で構成されます。シンプルな2カラムや3カラムのデザインは簡単に行えますが、pinterestのような不規則な配置は"共通ページ"では難しいです。そのため、TOPページなど自由なレイアウトを行いたいページのみ、"固有ページ"として実装する必要があります!工数や費用はその分かかってしまうので、固有ページは必要最低限に抑えるなど、デザイナーの配慮やディレクターやクライアントへの確認も大事になってきます。

2. 共通ページ毎に異なるデザインにはできない?

記事ページのような共通ページでは、1つのテンプレートを使用します。そのため、記事毎にまったく異なるデザインにするのは難しいです。そもそも、同じレイヤーのページであることが伝わりづらくなってしまうので、デザインを大きく変えるのはおすすめできません。共通ページ内でもデザインのバリエーションを出したい場合には、デザインの段階でルールなどを設定しておきましょう!

3. 細かく作り込むほど、運用の負担が増える?

CMSのテンプレートを使用せずに実装するメリットは、なんと言っても縛られず自由にデザインできることです。しかし、「誰がどのように運用するのか」を考慮しないと、運用の負担が増え、最終的には破綻してしまうことがあります。

(実例)

  • 複雑なデザインなので、更新ごとにデザインが崩れ、修正に時間がかかる
  • 画像を入れるだけでなく、デザインツールで加工が必要になってくる etc

クライアントからしたら、運用が楽になるようにCMSを導入したのに、自身で更新できないサイトになってしまったら本末転倒です。デザインの段階から、運用する人のスキルレベルを考慮していきましょう!

まとめ

CMSのサイトデザインを行う際には、事前にページ毎に固有ページ・共通ページのどちらなのかをはっきりさせておくことが重要です!また、「CMSサイトデザインの自由度=運用しやすさ」ではないため注意も必要ですが、やってみないことには何がダメなのかもわからないと思うので、是非一度チャレンジしてみてください!

皆さんのCMSサイトデザインライフ(マニアックすぎる)がより豊かになりますように〜

WRITE BY
四鹿 / デザイナー
#好きなWeb用語 #OKLCHカラー
CMS Hiveのデザインを担当。鬼のような課題やコンペ案件を乗り越え、デザイナーとして日々成長中。趣味はベースで、CCG軽音部の設立を密かに企んでいる。