執筆者:さとう 更新日:2025/2/12
Movable Typeとは?初心者向けガイド!

「Movable Typeって聞いたことあるけど、よくわからない」「WordPressと何が違うの?」

正直、WordPressでもサイトは作れるし、他のCMSを選ぶ理由ってある?と思う方もいると思います。

ところが、サイト制作において、CMS選定は、その後のサイト運営に大きくかかわってくる大事な工程となります。

この記事を読んで、CMS選定の際に「Movable Type」を選択するきっかけにになれたら嬉しいです!

〇Movable Typeって何?

Movable Type(ムーバブルタイプ)は、ブログやWebサイトを作るためのCMS(コンテンツ管理システム)です。

ざっくり言うと、HTMLやCSSを知らなくても、記事を書いて公開できる仕組みのことで、

WordPressが有名ですが、Movable Typeも企業や自治体でよく使われています!

〇WordPressとどう違うの?

Movable Typeの大きな特徴は、静的サイトを作れることです!

WordPressはページを表示するたびにデータベースを参照して動的にページを作成しますが、

Movable Typeは事前にHTMLを生成しておくため、表示が速く、サーバーに優しいんです。

「じゃあMovable Typeのほうがいいじゃん!」と思うかもしれませんが、

他にどんな機能があって、どういうサイトに向いているのか、ここから詳しく説明していきます。

〇Movable Typeの主な機能

① 静的・動的どちらも対応可能

Movable Typeは先ほども言った通り基本的に静的サイトを生成しますが、

設定次第で動的ページの運用も可能です。

例えば、アクセスの多いブログページは動的にして、負荷を分散することもできます。

② 強力なテンプレートシステム

WordPressと違って、Movable TypeのテンプレートはMTタグという独自の記述方式を使います。

HTMLと組み合わせて柔軟にデザインを組めるので、自由にカスタマイズ可能です!

③ 複数サイト・ブログを一括管理

1つの管理画面で複数のサイトやブログを運用できるので、

大規模なサイト管理にも向いています。

企業や自治体が使う理由のひとつですね。

④ 承認・ワークフロー機能

記事の公開前に、上司や他のメンバーのチェックを受ける仕組みを作ることができます。

企業サイトでは、チェックなしで勝手に記事を公開されると困るので、こういう機能は便利ですね。

⑤ 公式サポートが受けられる

Movable Typeは、オフィシャルサポート体制が充実しており、

ライセンスを購入した場合、開発元の「シックス・アパート株式会社」のサポートを1年間受けることができます。

WordPressには公式のサポートはないので、

テクニカルサポートを受けながら安心して運営をしたい場合は、Movable Typeが良さそうですね。

〇他のCMSとの比較

静的サイト対応

カスタマイズ性

複数サイト管理

プラグイン

向いているサイト

Movable Type

〇(動的・静的両方対応)

高い(MTタグ使用)

大規模メディア、企業・自治体サイト

WordPress

×(動的)

高い(PHPカスタマイズ)

個人・企業ブログなど

microCMS

〇(ヘッドレスCMS)

低い(API中心)

WEBアプリ、モバイルアプリのコンテンツ管理

〇まとめ

・Movable Typeは静的サイトが作れるCMS!

・WordPressより高速だけど、再構築にちょっと手間がかかる

・カスタマイズの自由度は高め

・複数サイト管理やワークフロー機能も充実

・プラグインで機能拡張も可能

・静的ページを作成するため、セキュリティ対策がしやすい

個人的には、「とりあえずブログを書きたい」くらいならWordPressのほうがいいかもしれないとおもいますが、

「がっつりカスタマイズしたい!」「企業サイトや大規模サイトを構築したい!」って人には向いてるCMSだと思います!

大型サイトを構築する際は、「Movable Type」の導入を検討してみてください!

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さとう / ディレクター
#好きなWeb用語 #テストアップ
インフラエンジニアからのキャリアチェンジでWEB業界を目指し、 WEBディレクターとしてキャンペーンサイトやブランドサイトをはじめ、 大型サイトリニューアルなど幅広く担当しております。