こんにちは、WEBディレクターのさとうです。
休日は美術館や展示会巡りをして楽しんでいます♪
Webサイトを作るときによく出てくる「CMS」や「レンタルサーバー」という言葉。
初めて耳にしたとき、「それぞれ何をするものなの?」「どっちも必要なの?」と戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか?
今回はこのふたつの関係性を、私が愛する美術館の展示にたとえて、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
CMSは、展示を“企画・制作”するスタッフ
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)は、Webサイトに掲載する文章や画像、レイアウトなどを管理・編集するためのツールです。
これを美術館でたとえると、CMSはまるで展示を企画・制作するスタッフのような存在。
どの作品を展示するか、どう並べるか、どんな説明を添えるか…そうした細かい部分をすべてCMSを通して準備していくことができます。
WordPressやMovable Typeなどのインストール型CMSは、自由に空間を演出できるようなツールです!
一方、Wixやペライチなどのクラウド型CMSは、あらかじめ決められた範囲内で簡単に展示できる、初心者向けのやさしいCMSです。
レンタルサーバーは、展示を行う“建物・会場”そのもの
CMSでどれだけ素敵な展示を準備しても、それを見せる「場所」がなければ意味がありません。
Webサイトの世界では、その「場所」にあたるのがレンタルサーバーです。
レンタルサーバーは、CMSでつくったページをインターネット上に設置し、誰でもアクセスできるようにするための“建物”のような存在です。
Xserver や ConoHa WING、ロリポップ!など、日本にもさまざまなレンタルサーバー会社があります。
クラウド型CMSは、美術館が「企画展スペース」を貸してくれる感覚
最近では、サーバー契約やインストール作業なしで使える「クラウド型CMS」も人気です。
Wix、STUDIO、ペライチ、Jimdo などがそれにあたり、これらはすでに展示会場も用意されていて、
そこに作品を持ち込んで飾るだけでOKという感覚です。
美術館の企画展に出展させてもらうような手軽さですね!
ただし、レイアウトや展示の自由度はやや制限されることもあり、「もっと自分らしい展示空間をつくりたい!」という人は、
インストール型CMS+レンタルサーバーの方が自由度が高く展示できます。
どこまでを“自分でやるか”がCMS選びのカギ
Webサイトづくりは、美術館での展示にとてもよく似ています。
どこまでを自分で演出したいのか、作品だけ飾れれば満足なのか、
それとも空間や照明、導線まですべて自分で設計したいのか…それによって選ぶCMSや、レンタルサーバーの有無が変わってきます。
まとめ
展示会に足を運んだとき、その空間全体から作家の世界観が伝わってくる瞬間ってあるとおもいます。
Webサイトも、それと同じです!
CMSで丁寧に作品(コンテンツ)をつくり、レンタルサーバーという会場に設置してこそ、誰かの目に触れる「場所」が生まれます!
最初は小規模からでも、自分らしい展示会(WEBサイト)づくりを楽しんでください!